平成22年度こうちミュージアムネットワーク総会

(1)日時  平成22年4月21日(水) 午後2時30分から
(2)会場  高知県立歴史民俗資料館 多目的ホール
(3)概要  平成22年度の総会は、同月にリニューアル・オープンした高知県立歴史民俗資料館の多目的ホールで開催されました。総会では、昨年度の事業計画、今年度の事業計画、および役員等の選出についての報告がなされ、それぞれ承認されました。なお、役員等の選出については、これまでは会則により6~12名を幹事とすることとなっていましたが、会員の増大などにより、幹事数を増やすことを目的とし、幹事を15名以内にすることが事務局より提案され、こちらも承認されています。具体的な内容については今後の幹事会で話し合われることになっています。
 また、こうちミュージアムネットワークでは、土佐・龍馬であい博に関連して「志の時代展」を各会員館が連携して開催していますが、土佐・龍馬であい博終了後のこうした取り組みの可能性についての意見交換もおこなわれました。
(4)研修会  総会終了後、同じく多目的ホールにて、「高知県立歴史民俗資料館リニューアル概要説明・館内見学」と題した研修会が開催されました。先述のとおり同月にリニューアル・オープンした同館についての説明を、同館の宅間館長および梅野学芸員より受け、それから展示室へと移動してさらにお話をうかがいました。リニューアル・オープンの目玉である長宗我部展示室では、迫力のある元親坐像による出迎えを受けました。軍議の場を再現したという展示室内は、映像とともに臨場感をかもし出しており、歴史の場に立っているかのようにも思えてきます。また、旧石器時代から現代までを展示する総合展示室も、考古・歴史・民俗の三分野が一体となり、新たな展示室へとデザインされていました。この展示室だけで、高知県の代表的な歴史を俯瞰することができるものとなっていました。
 これだけの大規模なリニューアルを短期間でおこなったスタッフの仕事ぶりに脱帽させられるとともに、これからもより多くの県民が同館を活用するといいな、と思った次第です。
(高知市春野郷土資料館 徳平)